小さなお店のチラシやメニュー表をAIで作る
この記事の答え
AIは、チラシやメニュー表の「文章」と「アイデア出し」が得意です。①伝えたいことを箇条書きにする、②AIに文章をいくつか考えてもらう、③値段・日付・電話番号などを自分で確かめる、④文字の大きさや配置を整える、の4つの手順で作れます。値段や日付をAIに任せず、最後は必ず自分の目で確かめるのがコツです。
AIに任せられること・任せないこと
チラシ作りで時間がかかるのは、「何を書けばいいか」「どう言えば伝わるか」を考えるところです。AIは、ここを手伝うのが得意です。
- 任せられること見出しの案、紹介文、季節のあいさつ、メニューの説明文、言い回しを変えた案をいくつも出すこと
- 任せないこと値段、日付、営業時間、電話番号、住所、アレルギーの表示。お店の事実は、自分で書いて自分で確かめます
ひとことで言うとAIは「文章を考える相棒」。お店の事実を決めるのは、店主さんです。
チラシを作る4つの手順
- 伝えたいことを箇条書きにする
だれに、何を、いつ、いくらで、どこで。メモ用紙に書き出すだけで大丈夫です。
- AIに文章を考えてもらう
箇条書きをそのままAIに渡して、「チラシの見出しと紹介文を3つずつ考えて」とお願いします。
- 気に入った案を選んで、自分の言葉に直す
お店らしい言い方や、いつもの口ぐせを入れると、ぐっとあたたかくなります。
- 文字の大きさや配置を整える
パソコンやスマホの無料のデザインアプリには、チラシのひな形(テンプレート)がたくさんあります。文章をあてはめるだけで形になります。
そのまま使える頼み方の見本
AIへのお願いは、「だれに向けて」「どんな雰囲気で」「何文字くらい」を書くと、思った答えが返ってきやすくなります。
野菜の直売所のチラシ
「野菜の直売所のチラシを作ります。お客さんは近所のご年配の方が多いです。秋の新米と、とれたての里芋をすすめたいです。あたたかい雰囲気の見出しを3つと、50文字くらいの紹介文を3つ考えてください。」
食堂のメニュー表
「町の食堂のメニュー表に、料理の短い説明をつけたいです。料理は、からあげ定食、肉じゃが定食、山菜そばです。1品20文字くらいで、食べたくなる説明を考えてください。」
お店の入り口に貼るお知らせ
「お店の入り口に貼る、臨時休業のお知らせの文章を作ってください。ていねいで、短く、お客さんにおわびの気持ちが伝わるようにしてください。日付はあとで自分で書き入れます。」
出てきた答えが合わなければ、「もっとやわらかく」「もっと短く」「若い人向けに」のように、続けてお願いすれば直してくれます。
印刷する前に確かめること
AIは、それらしい内容を書き足してしまうことがあります。印刷する前に、次のことを必ず確かめましょう。
- 値段・日付・曜日まちがったまま配ると、お客さんに迷惑がかかります
- 電話番号・住所・営業時間AIが書いたものは使わず、自分で書き入れましょう
- アレルギーや原材料の表示食べ物を扱うお店は、特にていねいに確かめましょう
- 言いすぎていないか「日本一」「必ず」「どこよりも安い」など、根拠のない言葉が入っていないか見ましょう
- ほかの人の写真やロゴインターネットで見つけた写真やロゴは、勝手に使わないようにしましょう
おすすめ印刷する前に、家族やお店の人に一度読んでもらうと、まちがいに気づきやすくなります。
店主から
チラシやメニュー表は、お店の顔です。AIに任せきりにせず、「考えるのを手伝ってもらう」くらいの使い方が、いちばんお店らしく仕上がります。
おうちのデジタル係では、お店や事業所に伺って、お使いのスマホやパソコンでチラシ作りを一緒に練習することもできます。「まず何から?」という段階でも、気軽にご相談ください。
おうちのデジタル係 大嶋 健志
よくある質問
AIで作った文章を、そのままチラシに使ってもいいですか?
使うこと自体は問題ありませんが、内容が正しいか、お店に合っているかは必ず自分で確かめてください。値段や日付、電話番号などはAIに書かせず、自分で書き入れるのが安全です。
パソコンがなくても作れますか?
スマホだけでも作れます。AIで文章を考えて、スマホのデザインアプリで形にし、コンビニのプリンターで印刷する方法もあります。
AIに絵や写真も作ってもらえますか?
絵や写真を作れるAIもあります。ただ、実際の商品とちがう見た目にならないよう注意が必要です。商品の写真は、できるだけ自分で撮ったものを使いましょう。

