AIの答えがまちがっていないか確かめる3つの方法
この記事の答え
AIは、もっともらしい言い方でまちがえることがあります。確かめる方法は3つです。①市役所やメーカーなど「公式の情報」と見くらべる、②聞き方を変えて、もう一度聞いてみる、③お金・健康・契約などの大事なことは、人に確かめる。この3つを習慣にすれば、AIは安心して使える道具になります。
AIはなぜまちがえるの?
ChatGPTなどのAIは、たくさんの文章から「それらしい言葉のつながり」を学んで答えを作っています。辞書や役所の台帳を調べて答えているわけではありません。
そのため、知らないことでも、知っているような言い方で答えてしまうことがあります。存在しない本の名前や、まちがった日付、古い制度の内容を、自信たっぷりに書くこともあります。これはAIの「くせ」のようなもので、どの会社のAIでも起こります。
また、AIが学んだ情報には「いつまで」という区切りがあります。最近変わった料金や制度、お店の営業時間などは、古いままのことがあります。
ひとことで言うとAIの答えは「物知りな人の意見」くらいに受け止めて、大事なところは確かめる。これがいちばんの付き合い方です。
方法1:公式の情報と見くらべる
いちばん確かなのは、その話の「おおもと」を見ることです。
ごみの出し方・役所の手続き
市役所のホームページや、配られた冊子で確かめましょう。地域によって決まりがちがうので、AIの答えがお住まいの市に合っているとは限りません。
スマホや家電の使い方
メーカーのホームページや説明書で確かめましょう。機種や更新によって、ボタンの名前や場所が変わることがあります。
ニュースや最近のできごと
新聞やテレビ、信頼できるニュースのホームページで確かめましょう。AIは最近のできごとを知らないことがあります。
AIに「この情報はどこで確かめられますか?」と聞くのも一つの手です。ただし、AIが示したホームページの名前やアドレスがまちがっていることもあるので、最後は自分で公式のページを開いて確かめましょう。
方法2:聞き方を変えて、もう一度聞く
答えに「あれ?」と思ったら、聞き方を変えてもう一度聞いてみましょう。
- 「本当ですか?」と聞き返す
AIが自分でまちがいに気づいて、答えを直すことがあります。
- 別の言い方で聞く
「大根の煮物の味つけは?」と「大根の煮物に使う調味料の割合は?」のように聞き方を変えて、答えがそろうか見てみましょう。
- 答えがバラバラなら要注意
聞くたびに答えが変わるときは、AIもよく分かっていない合図です。公式の情報か、人に確かめましょう。
注意何度聞いても同じ答えが返ってきても、それで正しいとは限りません。大事なことは、方法1か方法3で確かめましょう。
方法3:大事なことは人に確かめる
お金、健康、契約、法律のように、まちがえると困ることは、AIの答えだけで決めないのが鉄則です。
- お薬や体のことかかりつけのお医者さんや薬局の薬剤師さんへ
- お金・保険・年金のこと銀行や役所の窓口、保険会社の正式な窓口へ
- 契約や解約のこと契約した会社の窓口や、消費生活センターへ
- 「すぐに払って」と言われたこと家族や警察の相談窓口(#9110)へ。急かされるときは詐欺を疑いましょう
AIは、相談する前の「下調べ」や「聞きたいことの整理」に使うと便利です。たとえば「お医者さんに聞きたいことを3つにまとめて」とお願いすると、メモ作りを手伝ってくれます。
特に気をつけたい質問
次のような質問は、AIがまちがえやすいものです。答えをそのまま使わず、確かめるようにしましょう。
- 日付・曜日・数字計算や日にちを、うっかりまちがえることがあります
- お店や施設の情報営業時間、定休日、電話番号、場所
- 料金や制度最近変わったものは、古い内容のことがあります
- 人の名前や本・記事の名前実在しない名前を作ってしまうことがあります
店主から
AIは便利ですが、まちがえることもあります。だからこそ、おうちのデジタル係では、AIの使い方と一緒に「確かめる習慣」もお伝えしています。
準備中のLINEの会員サービス「デジとも会員」でも、お金・健康・契約のような大事なことは、AIだけで答えず、大嶋が直接お返事する決まりにしています。「これ、本当かな?」と思ったら、気軽に聞いてください。
おうちのデジタル係 大嶋 健志
よくある質問
AIの答えは、どのくらいまちがえるのですか?
質問の種類によって大きくちがいます。料理や文章づくりのような質問は役に立つことが多い一方、日付や数字、お店の情報、最近の制度などはまちがえやすいので、確かめる習慣をつけましょう。
有料のAIなら、まちがえませんか?
有料のAIでも、まちがえることはあります。性能が上がってまちがいは減ってきていますが、大事なことを確かめる必要があるのは同じです。
AIにネットで調べてもらえば、正しくなりますか?
ネットで調べる機能を使うと、新しい情報に答えやすくなります。ただ、調べた先のページがまちがっていることもあるので、大事なことは公式の情報で確かめましょう。


